早稲田大学公認セクマイサークルGLOW主催 若者×大人交流会


昨年後半から、怒涛のようにイベントに参加させていただきまして

日々に流されまくり、イベントレポートがまったく間に合わなくなっていました。

もうこのまま流されてしまおうか、、、とも思ったのですが(思った)

やっぱりそれもなんだろう、ということで、のちのちの反省材料にするためにも

古くなった記憶を呼び起こして、記録しておこうと思います。

 

さて、そのひとつめ。

昨年10月(あってるよね汗)に開催された、早稲田大学公認セクマイサークルGLOW主催の

「セクマイの若者×大人の交流会」。

思えば、にじいろかぞくとしての初めてのイベントは、2011年のLGBT学生とLGBT家族の交流会でした。

(あの時はGLOWさんではなく、re:bitさんの主催でしたが)

自らの大学時代も遠くなり、大人になって久しい(わりに成長のない)身にとって

今の若い人たち、それもセクマイの大学生との交流はとても刺激的で、へえーこんなことを考えてるのかあ、

なんて思ったものでしたが、2012年もおよびいただき、伺ってきました。

 

この日は子どもの行事が朝から入っていて、もう行けないと思う~と主催者さんにお伝えしていたのですが

顔くらいは出せそうな時間に終わったので、ちょっとだけでもと急きょ飛び入り。

会場に着くと、前年と違い、この日は男子学生が圧倒的に多かった!

何人くらいいらしたのだろう?50人くらい?もっと?会場いっぱいに学生さんがいらっしゃいました。

 

大人側は、LGBTのライフプランニング研究会を主催していらっしゃる永易至文さん、私も大ファン!ゲイ漫画家うたがわさん、そして友人L母のblueryeとパートナーヤディさん、そしておふたりのラブリーベイビーも参加!

会の間じゅう、会場をハイハイする姿にみんなホッコリ・・・(笑)。

 

会は、大人側がそれぞれ自己紹介がてらライフストーリーを簡単に語った後、

会場からの質問をどんどん受けていく、という形で進められました。

そのときに出た質問をいくつかご紹介すると

・ゲイカップルの家事分担

・ゲイは保険に入るべき?家を買うべき?(これは永易さんのご参加があればこその質問!)

・近所にはなんて言っている?

・親へのカミングアウトはどうやった?

・生まれたこどものコト、法律的にはどうしてる?(これはブルーライさんカップルへ)

 

個人的には、はじめて伺った永易さんのLGBT向けの保険やライフプランの立て方がとても面白く

お家を買う?それとも賃貸?なんて質問や、保険どうする?なんて話が飛び出たのに興味津々でした。

 

そして、今年もうたがわさんの話はとても面白くて、男ふたり暮らしのコツや、パートナーシップのことを笑いを交えて聞かせてくださったり、友人でもあるL母blueryeの、妊娠に至るまで、至ってから、そして出産、子育ての話には皆さん熱心に聞き入っておられました。

 

あとは、子育てに興味のある男子学生さんが結構いるのもびっくりしました。

今のところ(変えていける道を一緒に探りましょう!)ゲイの皆さんのほうが子どもの問題となると、ハードルが高いのが現状ではあるのですよね。。

 

以前、子ども欲しい派のゲイのお兄様がたに聞いたところ

・保育士など、子どもに関われる職業についた

・甥や姪をかわいがる

などの工夫をされていると伺ったけれど

あとは、シングルマザーとゲイ(LGBT)をつなぐ活動をしている、にじいろパレットに遊びに来るというのも

お勧めかなあなんて思いました(お花見が春と秋にあるかも?)

あとは、シングルファザーとくっつくってのもテかも!(これ実践されている方、いないかなあ)

 

学生さんがたと初めて交流させていただいた昨年は、

自分の頃には考えられなかったセクマイサークルなんて存在も知ってびっくりしたり、

久しぶりに交流する世代の皆さんの話に驚いたり、案外同じなんだなあと思ったり、

意外な一面を知ったりと忙しかったのだけど、

今回は改めて、こんな風に私ら大人と呼ばれる人間が、こんな風に

世代の違う皆さんと繋がれるのは、若いひとたちのほうが歩み寄ってくれてるからだなあと

とても強く感じました。

私たち大人は、若い方々が歩み寄ってくださるお蔭で、こうしてセクマイの世代間格差を減らしたりできていたり

セクマイの「文化」と呼ばれるものを伝えていけるチャンスをもらっているわけで、

これは本当にありがたいこと。改めて言葉にしないといけないことだと思います。

こんな貴重な機会をくれてありがとうございます!

 

最後に、いきなり飛び入りで参加したのに、快く受け入れてくださった司会&スタッフの皆さん、

参加者の皆さん、ありがとうございました!

 

 

      (2013.4.30加筆・修正)